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レーザー・美顔

レーザーの歴史

レーザーの歴史レーザーとはLight Amplification by Stimulated Emission of Radiationの頭文字をとった合成語です。
1920年にレーザーの原点が誕生しました。この原点は、相対性理論で有名なアインシュタインの研究です。
そして1954年にコロンビア大学C・タウンズ氏などが、電波の一種であるマイクロ波を強力に送り出す『水素メーザー』という装置を開発しました。さらに、アメリカのヒューズ・エアクラフト社のT.H.メイマン氏が、水素メーザーと同じ理論に基づいてルビーの結晶によるレーザー発振装置を開発に成功しました。
また、この時期、医療の分野において、レオン・ゴールド氏による世界初のルビーレーザーによる子どもの皮膚の血管腫の治療が始められました。それから、時を経て1980年、半導体レーザー(ダイオードレーザー)の誕生によってレーザーは大きく進歩を遂げました。
そして1997年に日本でもレーザーは大きく脚光を浴びることとなります。

レーザーの性質

以下にレーザーの持つ性質を紹介いたします。

単色性

光の色は、その波長の長さで決定します。たとえば太陽光などの白色光はすべての波長を含んでいますが、 レーザーは単一の波長を持つ光の集まりなので、純粋な単色光となります。

指向性、集光性

レーザーは、発振されるすべての光が拡散しない指向性を持った光です。
また、レンズによって平行光を一点に絞ることができ、集光性にも優れています。

高エネルギー

毎秒300兆回以上の振動数を持つ光は、非常に短い時間の照射でも高エネルギーを持ちます。
パルス発振と呼ばれる発振法では、エネルギーを蓄積して1000兆分の1秒という短い時間で高出力のレーザーを発振させます。

多様性

媒質(光を発振させる媒体となる物質)によって様々な性質の光が作り出せます。
たとえば、ルビーを媒質にした場合は赤色の光が出ますが、アルゴンガスを媒質にした場合は違った色の光が出るという具合に、使用する媒質によって波長の違うレーザーが発振できます。

特定の色に反応

レーザーは、特定の色に反応する性質があります。該当する色素を持つ細胞にレーザーを照射すると、その色素を持つ細胞のみを破壊し、周辺の正常な細胞には影響を与えません。
たとえば、ルビーを媒質としたパルスレーザーは、周囲の組織には影響を与えず、メラノソームを高熱融解させることで、色素異常症の治療を可能にしました。

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レーザーの種類

様々なレーザーが、その特長に応じて医療に利用されています。

炭酸ガスレーザー[10600nm]

適応症:母斑細胞性母斑、瘢痕、疣贅、鶏眼、座瘡など

ルビーレーザー[694nm]

適応症:母斑細胞性母斑、老人性色素斑、扁平母斑、雀卵斑、太田母斑など

アレキサンドライトレーザー[755nm]

適応症:脱毛、刺青、太田母斑、雀卵斑、老人性色素斑など

Nd:YAGレーザー[1064nm]

適応症:刺青、母斑細胞性母斑、太田母斑、座瘡など

色素レーザー[585/595nm]

適応症:血管腫、毛細血管拡張症など

ダイオードレーザー[806/910nm]

適応症:脱毛、毛細血管拡張症など

nm:「ナノメーター」と呼び、レーザーの周波数を表す

医療レーザーで美顔に

さまざまなレーザーが医療の現場で活躍しています。美容の現場では、治療目的とレーザーの種類によって独自のネーミングをすることがあります。
レーザーフェイシャルと呼ばれる治療法は、アレキサンドライトレーザーを使用します。
これは鼻の黒ずみの除去や、しみやそばかすの軽減、顔の脱毛効果が高い治療法です。
鼻の黒ずみには老廃物によるものと、埋もれ毛によるものとがあります。
まず、レーザーを用いた脱毛(レーザーフェイシャル)を行い、次にケミカルピーリングといわれる毛穴の掃除を行います。
その後、毛穴や皮膚の洗浄後に粒子の細かいカーボンを塗りこみ、最後にカーボンの黒色に反応する性質のあるQ?YAGレーザーを照射することで毛穴自体を収縮させる方法は、マックスピールと呼ばれています。

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